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『囚われのパルマ』をやってみました/感想など

8月30日に配信された、イケメンを24時間監視して懐柔していくこちらのゲームを早速やってみました。

 

www.capcom.co.jp

 

以前から「ガラス越しに監視」「自分の回答によって個性を反映できる」等、既存の乙女ゲームとはひと味違った情報を聞いて興味を持っていたのですが、かなりおもしろかったです!

以下、簡単な紹介⇒良かったところ⇒だめだったところと書いていきます。

 

●ゲームの紹介

どういうわけか孤島の施設に軟禁されている記憶喪失の青年・ハルトの「相談員」として、彼の記憶を取り戻すために交流をしていくゲームです。

できることは主に①外出 ②メッセージ ③監視 ④面会。

①の外出では喫茶店や公園などに行くことができ、ハルトと話すための「話題」や、差し入れをするためのアイテムを手に入れることができます。

②はハルトとライン的なメッセージをやり取りすることができ、主に外出などで手に入れた話題を放り込んでいきます。

③がこのゲームの個性ともいえるところですが、いついかなる時でもハルトの独房(?)内での様子を監視することができ(3アングルから)、風呂上がりで半裸だったり鼻歌をうたっているところなどを全て凝視できます。人権なんてあったもんじゃないですね。

④の面会は、ある程度①~③を通して話が動いたところで進めるステップになります。ガラス越しにハルトと会話することで心を通わせます。これをやらないと話は進まない、肝みたいな部分です。

 

●良かったところ

(1)リアルなコミュニケーション

これはわかりやすい斬新な要素ですね! 一口にいってもこのゲームの場合、「時間的なリアル」と「距離感的なリアル」の両方があるかと思います。

時間の方だと例えばメッセージを送ったとしてもすぐには返ってこず、まだかな~と思いながら「監視」をしにいくと、ちょうどハルトくんが何かに気付いたように携帯を見て、文字を入力して・・・という一連の動作が終わってようやく向こうからのメッセージが返ってきます。

あえて時間経過を監視という形で見せるのはおもしろいですね。結構ガチで「まだかな~早く携帯見ないかな~」という気持ちでじっと監視をしていました。恐怖ですね。

距離感的なことでいうと、主に「面会」での話ですが、グラフィックが綺麗なこともあり、まるでガラス越しに本当にそこにいるかのような感覚を味わえます。表情も画一的なものではなく、物憂げだったりちょっと嬉しそうだったり繊細に動くので凄いです。

ハルトくんの眼がとても綺麗な青色をしているので見とれてしまいます。

 

(2)「一対一の人間同士で」交流している感覚がある

例えば乙女ゲーって、

・攻略可能キャラが複数

・主人公のキャラが好きになれない

⇒「魅力のよくわからないヒロインがなんか知らんけどイケメン達にめちゃくちゃモテている」という、あまり感情移入できない状況になることも珍しくないと思うのですが。

このゲームは選択肢もしっかりしていて、自分の思い描く通りにある程度主人公を形成することができます。

また、攻略対象もハルト一人なので、当たり前ですがキャラの掘り下げがしっかりしています。

なので、これから先二人が仲良くなっていったとしても、それが嘘っぽくないというか、ちゃんと交流した結果そうなるという必然性を感じられる作りになってるんじゃないかなと思います。

 

(3)乙女ゲー乙女ゲーしていない(※本編は)

これは私の好みですが、露骨に乙女ゲーっぽいやつ、例えば攻略対象が「俺様ドS★」とか「ツンデレクール★★」とか苦手なんですよね。眼が目やにだらけになってほしいと思います。

あとは第一話からいきなり向こうが主人公のことを気に入って、「俺の女になれ」とか言い出すやつも。距離感がおかしい。

そのあたりハルトくんは人とのコミュニケーションに慣れておらず、わりと普通に暗い子なので、私のような日陰タイプの人間も安心できます。

全体的な空気もどちらかといえばシリアスで少し緊張感があるので、ハッピーラッキーイエーイな話よりそっちの方が好きという方にはお勧めです。

第6章まであるみたいですが、何ならもろに恋愛的なイベントは第5章あたりまで何も起きなくてもいいやぐらいの気持ちでいます。

 

●悪かったところ

(1)枝葉の部分が露骨に媚びている

ガラス越しの面会や監視などの斬新な設定、静謐な雰囲気、攻略対象のキャラクターなどによりせっかく新しいタイプのゲームになっているのに、なんで「夢アプリ」や「テレフォンイベント」のような、媚びた感じの乙女ゲー乙女ゲーした要素を入れてしまったのでしょう・・・・・・。

別にこれらは強制イベントではないので、興味ない人は見なければいい話なのですが、正直これらを見たことによってハルトのイメージや物語への没入感が多少壊れてしまいました。

面会後の追加エピソードは1つだけ購入したのですが(米粒のやつ)、これも微妙でした。えっそんな距離感縮まってたっけ・・・・・・?って思いました。

かなり勝手な想像ですが開発陣の中で「こういう乙女ゲー要素を入れるべきだ!」「イメージに合わないから入れなくていい!!」という争いがあり、落としどころとして「夢」や「派生イベント」の形にしたのかという気もしました。それぐらい浮いているような。

もちろん楽しみ方は人それぞれですし、こういう枝葉の部分で収入を得る戦法なら仕方ないと思いますが、もし今後メインのストーリーではなくこっちに力を入れるようであれば、のめりこむのは厳しいかな~と感じています。

 

(2)課金の頻度が多い

別にお金をとるなと言いたいのではなく、「エピソードごとに課金」「面会を延長したければ課金」と事あるごとに課金の機会があるのがちょっとげんなりします。

個人的には、最初にガッと一気にお金を払って、あとは追加払いなしでまったりコンテンツを楽しめる方が好きです。ただこれもまあ仕方ないことかなとは思います。

 

以上です。

いろいろ長く書いてしまいましたが、最終的に私が言いたいことは「イケメンを24時間監視できるなんて最高じゃねえか!!」です。

ご興味のある方は是非やって頂きたいと思います。火曜日が楽しみです。